ネットワーク自動化研修|ハンズオンを通して実践的に学ぶ


近年、エンジニア不足やリモートワークの普及などにより、ネットワークの自動化が急務となっています。この記事では、ネットワークの自動化が求められる背景や課題、そしてネットワーク自動化について実践的に学べる、アスリーブレインズ、エーピーコミュニケーションズ共催「ネットワーク自動化研修」をご紹介します。
ネットワーク自動化について

まず、ネットワーク自動化について簡単にご紹介します。

ネットワーク自動化とは

多くの場合、ネットワークはエンジニアの手作業で構築され、運用・保守が行われています。日々のルーティン作業に加え、急な障害対応や、メンテナンスなどの深夜作業もあり、ネットワークエンジニアの働き方はハードであると言われます。

 

それを自動化することで、エンジニアの人的コストを削減するだけでなく、ミスやトラブルを軽減し、運用の効率化を図ることができます。

近年注目される背景

近年、ネットワークの自動化に注目が集まっています。その理由の一つは、エンジニアの人手不足。急速なDXなどの普及により、各社で人材の獲得合戦が繰り広げられています。また、コロナ禍でネットワークの必要性が高まり、トラブル発生時には早急な対応が求められるようになりました。さらに、多くの企業でリモートワークが進んだことにより、エンジニアが遠隔で操作するケースも増えています。

 

これらのさまざまな要因から、「ネットワークの自動化」は多くの企業で急務となっています。

ネットワーク自動化における課題

社会的に求められているネットワークの自動化ですが、なかなか普及しないという現状があり、その理由はさまざまです。

 

例えば、各部署で使用している機器などが違っており、それを一律で自動化することが難しいというケースがよく見られます。

 

また、エンジニア不足も深刻な課題です。ネットワークの自動化に必要な専門知識や技術を持つ人材の確保が難しくなっています。とはいえ、この課題については既存エンジニアが研修によってスキルを習得することで解決できる可能性があります。

ネットワーク自動化のメリット

ネットワークを自動化した際には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

【正確性】

オペレーションの質が均一化され、ITインフラ運用の継続的な質の向上が見込めます。また、システム変更時の人為的ミスなど「ヒヤリ・ハット」からも解放されます。

 

【効率化】

ITインフラの運用に必要な、各種コストの費用対効果を最大化します。また、自動化による工数削減と、それによる人的リソースの削減の両方を実現できます。これにより、エンジニアはルーティン作業から解放され、本来取り組むべきコア業務や、新たなイノベーションの創出に力を注ぐことができるようになります。

ネットワーク自動化研修の特徴

ここからは、アスリーブレインズと株式会社エーピーコミュニケーションズが共催する「ネットワーク自動化研修」の特徴についてご紹介します。

特徴①質の高いカリキュラム

専門書の著者も在籍する、高い技術力を持ったエンジニアチームが作成した質の高いカリキュラムで学べます。

特徴②個別の専用カリキュラム

会社ごとの、専用カリキュラムにカスタマイズできます。1社(もしくはグループ会社)向け研修のため、内容だけでなく日程・受講人数・場所など、ご要望に応じたご提案も可能です。

特徴③ITインフラ自動化のプロフェッショナルとの共催

当研修は、株式会社エーピーコミュニケーションズとの共催です。同社は、これまで多くの企業でネットワーク運用の自動化をサポートしてきました。業務プロセスのコンサルテーションや自動化推進体制構築のトレーニングなど、さまざまな手法でITインフラの自動化を推進してきた「プロフェッショナル」です。

ネットワーク自動化研修の内容

 

「ネットワーク自動化研修」の詳細をご紹介します。

 

当研修では、以下の2つのコースをご用意しています。

 

◎Ansible自動化トレーニング ネットワークコース

◎Ansible自動化トレーニング サーバーコース

研修概要(共通)

Ansibleの基礎から、実際のPlaybookのコーディング、Gitによるコード管理、Automation ControllerによるGUIでの運用まで、ハンズオンを通して実践的に学べます。

なお、ネットワークの基礎知識や実践的な設計方法を習得したい場合は、「ネットワーク基礎研修」および「ネットワーク設計実践研修」の受講をおすすめします。

研修目標(共通)

Playbook開発だけでなく、実際にAnsibleを運用するのに必要な周辺技術も併せて学び、実践的なIaC(Infrastructure as Code)の技術を身に着けることで、自律的に自動化推進が可能な状態を目指します。

対象者(共通)

このコースは、Linuxコマンドラインの基本操作(テキストエディタを含む)のできる方が対象となります。Ansibleの事前知識は不要です。

内容

具体的な研修内容を、コース別にご紹介します。
 
【Ansible自動化トレーニング ネットワークコース】
◎Ansible基礎 
・Ansibleの概要
・Ansibleのインストール

・Playbookとインベントリー

◎Ansibleネットワーク基礎

・Cisco IOSとAnsible

◎Ansibleネットワークロール

・ロールの概要

・インターフェース設定ロール

・スタティックルート設定ロール

◎Git

・Playbookの管理

・Gitの概要

◎GitLab

・GitLabの概要

・GitLab機能を使用したチーム開発

◎Automation Controller

・Automation Controllerの概要

・ジョブテンプレートによるネットワーク自動化

 

【Ansible自動化トレーニング サーバーコース】

◎Ansible基礎

・Ansibleの概要

・Ansibleのインストール

・Playbookとインベントリー

◎Ansibleサーバーロール

・ロールの概要

・パッケージインストール

・設定ロール

◎AnsibleサーバーWordPress

・WordPress のデプロイメント

◎Git

・Playbookの管理

・Gitの概要

◎GitLab

・GitLabの概要

・GitLab機能を使用したチーム開発

◎Automation Controller

・Automation Controllerの概要

・ジョブテンプレートによるサーバー自動化

研修詳細(共通)

コースの詳細を、ご確認ください。

 

◎所用時間:2日間(10:00-18:00)※休憩1時間

◎開催形式:オンライン・オフライン選択可能

◎開催形態:1社(もしくはグループ会社)様向け研修の開催を承ります。開催日程・受講人数・場所・内容アレンジなど、お客様のご要望に応じたご提案が可能です。

 

◎ハンズオン環境は、AWS上に構築したものを提供します。

◎オンラインの場合はZoomを使用し、在宅でもパソコン(ハンズオン環境にSSH・HTTPS接続可能なPC)があれば受講が可能です。

 

お客様の声

最後に、これまでネットワーク自動化研修を受講された方の感想の一部をご紹介します。

メッセージ

◎ネットワークの自動化を、基礎から学ぶことができました。また、ハンズオン中心の実践的な研修だったので、現場ですぐに活用できそうです。

(20代/ネットワークエンジニア5年目)

 

◎ネットワーク運用コストに課題があったので、参加しました。ネットワークの自動化に対して難しい印象を持っていましたが、体系的に知識をインプットすることができました。また、講師に質問ができる環境だったので、自動化の仕組みや操作方法も理解しやすかったです。

(30代/情報システム部門10年目)

 

◎テレワークが多いため、オンライン形式で受講できて助かりました。また、オンライン上にハンズオン環境が準備されていたので、問題なく受講できる点が良かったと思います。

(40代/ネットワークエンジニア18年目)

 

まとめ

いかがでしたか?もはや社内のインフラである「ネットワーク」。しかし、その管理の多くが未だ手動であり、「人」に頼ることで時間的ロスや、人為的ミスが生じています。当研修では、「Ansible」の基礎から、Playbookのコーディングなど、ネットワーク自動化に必要なスキルを、ハンズオンで実践的に学ぶことができます。また、一社向けの研修であるため、企業ごとの事情に合わせたカスタマイズが可能です。ぜひ一度、ご相談ください。

 

1社様向けの研修、1名様から参加可能な公開研修に関するご相談は、下記の「研修のご相談」からご連絡ください。
1社様向けの研修につきましては、オーダーメイドのご提案も可能です。
公開研修は下記の「お申込みページ」からもお申込み頂けます。(お見積書の発行も可能です。)

 

 

研修のご相談 研修紹介ページ【Ansible自動化(SV)】 研修紹介ページ【Ansible自動化(NW)】