ネットワーク基礎研修の特徴・内容やおすすめ研修サービスを紹介



ITエンジニアとして活躍するためには、ネットワークに関する知識・スキルを習得することが不可欠です。ただし学習範囲が広いため、初心者は基礎的な研修から段階的に学ぶ必要があります。本記事では、IT分野におけるネットワークの概要やネットワーク基礎研修の特徴、おすすめの研修サービスについてまとめました

 

ネットワークの基礎知識

インフラ系のエンジニアを目指す場合に必須となるのが「ネットワーク」に関する知識やスキルです。
ネットワーク基礎研修について見ていく前に、まずはネットワークの基本的な仕組みや種類を確認しておきましょう

IT分野におけるネットワークとは

IT分野におけるネットワーク(network)は「コンピュータネットワーク」のことを指し、複数のコンピュータをつなげる技術や状態を意味します。PC・スマートフォンなどの通信端末のほか、電子メールや動画視聴、オンライン決済、IoT家電など幅広い用途で活用されており、現代の生活はネットワークなくしては成り立ちません。
 
ネットワークの基礎となっているのは「プロトコル」という通信規格で、コンピュータ間のスムーズなデータのやりとりを可能にしています。
プロトコルには、Webサイトを閲覧する際の「HTTPS」や電子メールを送信する際の「SMTP」など多種多様な種類があり、複数のプロトコルを組み合わせることでネットワークを構築します。中でも「TCP/IP」はネットワークにおいて世界標準的に用いられており、データの送信順序を制御する「TCP」と、データを送信先に送る「IP」で構成されています。

ネットワークの構成要素

ネットワークを構築するには、「コンピュータ」「ネットワーク機器」「伝送媒体」の3つの要素が必要となります。各要素の具体的な内容は以下の通りです。

コンピュータ

PCやサーバー、プリンターなどの物理的な装置である「ハードウェア」と、ハードウェアを動かすためのOSやアプリなどの「ソフトウェア」で構成される。

伝送媒体

コンピュータを別の機器につなげるためのケーブルや電波のこと。ケーブルを用いる場合は「有線接続」、無線LANや携帯電話の電波を用いる場合は「無線接続」と呼ばれる。

ネットワーク機器

コンピュータを社内外のネットワークにつなげて通信を行うために必要となる機器。「ルーター」や「スイッチ」などがある。

ネットワークの種類

ネットワークにも様々な種類があります。必ず押さえておきたい4つのネットワークを以下にまとめました。

LAN(Local Area Network)

会社内や自宅の中など限定されたエリア内での接続が可能なネットワーク

WAN(Wide Area Network)

通信事業者の回線網などを利用し、地理的に離れた場所にあるコンピュータと接続できる広範囲のネットワーク

イントラネット(Intranet)

LANやWANを用いて会社や学校、病院などの組織内に構築される内部的なネットワーク
インターネット(Internet) 世界中のコンピュータをつなぐ、誰でも利用可能なオープンなネットワーク

ここまで説明した内容は、ネットワークに関する基本中の基本です。エンジニアとして最低限習得すべき基礎知識については、ネットワークに特化した研修サービスで体系的に学ぶことをおすすめします。

 

ネットワーク基礎研修の特徴・目的

ネットワークはエンジニアの必須知識であるため、多くの研修サービスで「ネットワーク基礎研修」が提供されています。ここでは、ネットワーク基礎研修の特徴や主な内容を紹介します。

ネットワーク基礎研修のねらい

一般的なネットワーク基礎研修では、ネットワークの全体像や仕組みを理解するために必要な基礎知識の習得を目的としています。これからネットワーク関連の業務に携わる新任のエンジニアやシステム部門の方をはじめ、ITリテラシーを高めたい非システム部門の方などを対象としており、ネットワークの基本について包括的・体系的に学ぶことができます。

 

研修日数は1~2日程度のものが多く、研修を通して下記のようなレベルに到達することを目指します。

 

<到達目標の例>

  • ネットワークの仕組みを理解して体系的に説明できる
  • OSI参照モデルにおける各階層の役割を理解している
  • LANやWANの基本的なネットワーク構成を設計できる

主な研修内容

ネットワーク基礎研修のカリキュラムはサービスによって異なりますが、主に以下のような項目で構成されています。

 

<カリキュラムの例>

  • ネットワークの概要・構造
  • プロトコルの概要・役割
  • OSI参照モデルにおける各階層の役割・特徴
  • TCP/IP通信の流れ
  • LANの特徴・システム構成
  • WANの特徴・サービスの種類
  • ルーターの機能・種類

【おすすめ】アスリーブレインズのネットワーク基礎研修

ネットワークについて一から学びたい方におすすめなのが、アスリーブレインズのネットワーク基礎研修です。

アスリーブレインズの特徴・強み

アスリーブレインズ株式会社は、2006年にIT研修のプロ集団として設立され、15年以上の研修実績があります。
主に以下のような特徴・強みをもち、累計受講者数は1万名以上、研修満足度は91%と高く評価されています。

多様なニーズに対応した幅広い研修メニュー

アスリーブレインズでは、新入社員・未経験者向けの基礎研修や資格取得研修、各種クラウドサービスや最新テクノロジー(DXやメタバースなど)に関する実践的な研修など、幅広い研修メニューを提供しています。新入社員からベテランエンジニアまで、各自のレベルや目的に合ったメニューを選択・受講することで、スキルアップにつながる知識やスキルを着実に習得することが可能です。

プロ講師陣によるわかりやすい講義

アスリーブレインズではIT教育の経験豊富な講師陣が講義を行います。ITのプロであることはもちろんのこと、元塾講師や教員免許所持者など「教育のプロ」が揃っているため、一人ひとりの習熟度に合わせた丁寧でわかりやすい指導が特徴です。

 

また、研修のカリキュラムは、講師陣が開発現場で活躍する現役エンジニアと共同で開発。テキストは講師陣がこれまでのノウハウを活かして独自に制作しており、現場ですぐに活かせる実践的な講義内容となっています。

 

質の高い講義は受講者にも好評で、「講師の説明が丁寧で、重要なポイントがわかりやすい」「質問しやすい雰囲気で、疑問が解消された」などの声が多く寄せられています。

全コースでオンライン受講が可能

アスリーブレインズの研修は、全コースでオンラインでの受講が可能です。受講場所は「サテライト教室(東京・中野)」または「所属会社・自宅」から選択でき、所在地や都合に合った環境で受講することができます。サテライト教室では、PC・ヘッドセットなどの設備が整っており、研修に集中しやすい環境です。
アスリーブレインズのIT研修:https://www.a3-brains.co.jp/

ネットワーク基礎研修の概要

アスリーブレインズのネットワーク基礎研修では、これからコンピュータネットワークを習得する上で必要な基礎知識を学ぶことができます。主に新人エンジニアを対象としており、講義と実習を通してネットワークの仕組みやコマンドの操作方法などを学習します。

 

研修日数は1日で、以下のようなカリキュラムとなっています。

 

ネットワークの全体像

ネットワークの必要性
コンピュータ間のやりとり
ネットワークの種類

ネットワークの基本

OSI参照モデルとTCP/IP
OSI参照モデルの7階層
カプセル化/非カプセル化
LANの標準規格

ネットワークデバイス

リピーターハブ、スイッチ、ルーター
MACアドレス
ブロードキャストドメイン
LANの標準規格

TCP/IP

TCP/IPプロトコルスイート
セグメントヘッダ/ポート番号
(コネクション型)の特徴

IPアドレスとサブネット化

IPアドレスの構成
IPアドレスクラス
使用できるアドレスの数
ネットワークの分割
ネットワークの識別
サブネットマスク
●サブネット化

 

 

ネットワーク技術の基本が身に付くネットワーク基礎研修

現代の生活は多種多様なIT機器・サービスであふれており、ネットワークの技術がなくては成り立たないと言っても過言ではありません。エンジニアとしてネットワークの知識やスキルを習得すれば、幅広い分野で活躍することが可能です。

 

ただし、ネットワークは学ぶべき範囲が広いため、基礎的な研修からスタートして段階的に知識を深めるのがおすすめです。ネットワーク基礎研修では、コンピュータネットワークの全体像を包括的かつ体系的に学ぶことができるため、初学者に最適です。
 
ネットワークエンジニアやインフラエンジニアを育成したい場合は、ネットワーク基礎研修を導入してみてはいかがでしょうか。

 
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