ビジネスマナーとIT基礎知識の習得により現場でのOJT教育が円滑に進みました。
シーエスエヌ株式会社
以前、同社では新卒採用は全拠点一括で採用と研修を行っていました。コロナ禍中は新卒採用を見送って中途採用を中心に展開していましたが、2023年に新卒採用を再開すると同時に各拠点で採用・研修を行う体制に変更しました。大阪支店様では入社後の新入社員研修でアスリーブレインズの「ビジネススキルコース」「IT基礎コース」を採用。オンラインで受講して頂きました。網羅的にIT分野の基礎知識・技術を身につけることができただけでなく、他にも多くのメリットがあったといいます。
アスリーブレインズの「ビジネススキルコース」「IT基礎コース」を自社の新入社員研修に導入した効果や所感などについて、大阪支店 副支店長 野口大輔様にはオンラインで、大阪支店 システム部 インフラソリューションチーム 主任 竹井満様には対面インタビューでお伺いしました。(※以下、敬称略)
【導入したコース】ビジネススキルコース、IT基礎コース
面倒で難しい助成金申請を乗り越えることができました
会社紹介・担当業務
野口:当社はシステムの設計・開発・UI/UXデザイン・インフラ構築、運用支援まで、ワンストップでお客様のITソリューションの支援を行っています。
医療、建築業、公共、金融、業務支援等の様々な分野でのシステム開発を行っており、特定の業種に偏らないことで培った幅広い分野に対してサービスを提供しています。レガシーなCOBOL、VBからWeb系のJava、C#はもちろん、Python等の最新技術を用いた分野にも力を入れています。
会社の特徴としては「馴染みやすく働きやすい職場環境づくり」を目指しています。男性の育児休暇取得や在宅勤務、短時間正社員制度を導入しており、石川県ワークライフバランス企業への登録や、石川県パパ子育て応援企業の認定を取得したり、働き方改革を推進しています。
導入前の課題
野口:かつては、新卒新入社員の入社式や研修は本社機能のある石川(システムラボラトリー)ですべて行っていました。コロナ禍で中断していた新卒採用を昨年2023年に再開した際に、採用活動・研修はすべて各拠点で対応する体制に変更しました。弊社ではそれぞれの拠点により得意とするIT領域が多少異なる部分があるため、拠点の強みに沿った教育をそれぞれで実施していくのがベストだと判断したからです。
大阪支店の場合、アプリ部門とインフラ部門に配属する予定で新卒の学生さんを採用しました。彼らの入社後の研修について社内で検討していたところ、アスリーブレインズ様の研修をご紹介頂きました。
アスリーブレインズを選んだ理由
野口:実はアスリーブレインズ様の関係会社である、ディ・アイ・システム様を以前から存じ上げていました。今年の初頭に4月以降の新卒新入社員の研修全般について社内で検討していた頃に、ディ・アイ・システム様の営業担当の方からIT関連の教育ビジネスを展開するアスリーブレインズ様をご紹介頂きました。
当初、研修は社内での内製する方向性で検討していたのですが、「ビジネスマナー」の部分に関しては現在のトレンドをきちんと伝えるために外部の研修プログラムを導入すべきという意見が出ていました。既存のメンバーは社会人経験が長く、良くも悪くもビジネスマナーが独自のスタイルになっている部分があります。そうした内容をビジネスマナーの基礎として新入社員へ教育することは問題があるという結論に至りました。
私たちはオンライン研修でビジネススキルとIT基礎知識を習得できるコースを選択しました。社会人としての心構えやビジネスマナー、Microsoft Officeの基礎操作を1か月で学ぶことができる内容です。
また、助成金申請に関する手厚いサポートも決め手になった大きな要因です。初めに助成金の仕組みや支給までの流れを丁寧に説明してくださった点に安心感を覚えました。
その後も申請手続きに関して何度かオンラインで相談ができたので精神的な部分で非常に頼りになったと感じています。
現場でのOJTがスムーズになり、組織管理の観点で研修効果を実感しました
研修サービスの感想
竹井:事前に「ビジネススキルコース」と「IT基礎コース」の研修カリキュラムを確認させて頂きましたが、第一印象として「非常によく基礎を抑えている」と感じました。理論や知識だけでなく、例えばショートカットキーの紹介など実践的な内容でした。
短期間でビジネススキルとITに関する基礎知識を体系的・網羅的に習得できるカリキュラムだったので、特に学生時代にIT知識を学習してこなかった当社の受講者との相性も良かったのだと思っています。
帰属意識の向上を目的として、5月は内製研修を行いました。4月にビジネススキルと基礎技術の習得が済んでいたのでスムーズに内製研修を進めることができ、とても助かりました。
野口:実際に現場のリーダーから「ビジネスマナーの基礎がよくできている」「ITの基礎知識が身についているのでスムーズにOJTができる」といった良い報告を受けており、組織管理の観点でも研修の効果を実感しています。
竹井:受講者も良いスタートダッシュを切ることができたと感想を述べています。
研修期間中に行っていた日々のグループディスカッションでは、与えられたテーマに対して受講者同士で自由に意見交換を行っていました。オンラインでつながっている全国の同期たちと毎日コミュニケーションをとって切磋琢磨できたことが、モチベーションの向上につながり良い刺激になったようです。
今後の展望
野口:アスリーブレインズ様の研修は内容・サポート体制など含め、メリットばかりでデメリットはありませんでした。あえてデメリットを挙げるとすれば粗探ししなければならないと思います。
今年も新卒採用を積極的に進めていきますので、次年度もアスリーブレインズ様にサポートいただきながら、新卒育成の仕組みを構築したいと考えています。
竹井:昨年は「ビジネスコース」と「IT基礎コース」のみ参加していたのですが、大阪支店が得意とする技術領域であるアプリやインフラに関する基礎研修にも興味を持っています。これらの技術領域についても、新卒教育の仕組みに組み込めるか前向きに検討していきたいと考えています。
企業紹介
- 社名/シーエスエヌ株式会社
- 事業内容:システムの設計・開発・UI/UXデザイン・インフラ構築、運用支援
- 従業員数/100名 ※2024年1月現在
- URL/https://www.csngrp.co.jp/