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AWSを実践的に学べる研修をカスタマイズ。クラウド化のニーズに対応できるエンジニアを増強できました


株式会社ハイマックス
第2事業本部 第2事業部 第2部 部長 尾崎 琢哉 様

株式会社ハイマックス様は、金融・公共・流通分野を中心にソフトウェアの受託開発を行う独立系SIerです。

同社では、AWS(Amazon Web Service)を扱えるエンジニアを増強するために、2020年からアスリーブレインズの「AWS実践研修」を導入。実際にものづくりを体験できる実践的な研修は受講者からの評価も高く、若手エンジニアのたしかな成長につながっているといいます。

導入の経緯や研修後の変化、アスリーブレインズの魅力などについて、第2事業本部 第2事業部 第2部 部長 尾崎 琢哉 様にお伺いしました。

【導入したコース】

1日目 2日目 3日目
講義 実機研修 実機研修

需要が高い「AWS」を扱えるエンジニアを早期育成したい

会社紹介・教育研修体制について

弊社はソフトウェアの企画から設計・開発・保守まで一貫して請け負うシステムインテグレーターです。主に銀行・証券・保険などの金融系や公共、流通の分野に注力しており、システムを通じてお客様の課題解決をご支援しております。

そのなかで、私は航空・物流系の企業を担当する事業部で責任者をしております。

当社は、全社的な施策としてエンジニアの教育研修に力を入れており、キャリアパスに応じた多彩な研修・講座を用意しています。全社施策とは別に、事業部単位でも部長裁量で予算をとって研修等を実施することが可能で、私が管轄する事業部ではAWSやBIツール「Tableau」に関する研修・勉強会を定期的に行っています。

アスリーブレインズさんのAWS実践研修は部内研修の一環で導入しました。2020年以降、年2~3回のペースで実施し、これまで30名以上の若手エンジニアが受講しています。部内勉強会ではAWSとtableauを用いたシステム開発のロールプレイを行っており、AWSとTableauを連携したデータ運用にも取り組んでいるところです。

向上心がある若手メンバーが多いため、成長意欲が高い優秀な人材を確保する意味でも、さまざまな学びの機会を提供することはとても重要だと考えています。

 

AWS実践研修を導入した背景・目的

近年は多くの企業がシステム基盤のクラウド化を推進しています。私が担当する航空・物流系の企業でも、オンプレミスからクラウドへの移行や新規システムの構築にクラウドサービスを活用しようという流れがあり、導入を支援してほしいというお声も増えています。

しかし、当事業部では主にアプリケーション開発を担っているため、クラウドサービスを活用したインフラ構築については知識やノウハウが不足していました。お客様からご依頼があってから学び始めるのでは遅いため、まずは特に需要が高まっているAWSを扱える人材を早期に育成しようと考え、実践的な研修が受けられるサービスを探し始めました。

 

座学だけではなく、ものづくりを体験できる実践的な研修

アスリーブレインズを選んだ理由

AWSの研修先について当時の上司に相談したとき、「いい研修があるよ」ということでアスリーブレインズさんを紹介してもらいました。他部門でアスリーブレインズさんのAWS基礎研修をすでに導入しており、とても実践的な内容でカリキュラムも要望に応じてカスタマイズできるという話でした。

 

座学だけではなく実際に手を動かしながらものづくりを体験できる、まさに私が求めていた研修だと思いました。受講経験者にもヒアリングしたところ、「すごくわかりやすくて良かったです」と高評価だったため、迷わずアスリーブレインズさんに決めました。

 

AWS実践研修の内容

3日間のオンライン研修で、カリキュラムはアスリーブレインズさんの既存のAWS研修をベースに、弊社メンバーが学びたい内容を盛り込む形でカスタマイズしていただきました。1日目は、AWSを使用するにあたって必要なネットワークの基礎についての講義、2日目と3日目は実際にAWSを扱う実機研修となっています。

 

各自宅で同じPC環境で受講できるよう、研修で用いるPCはすべてアスリーブレインズさんに貸し出していただきました。オンライン形式でも集合研修と遜色がない受講環境で実施できています。

 

研修の対象者

AWS実践研修の対象者は、基本的に入社5~6年目までのメンバーから選定しています。具体的には、定期的に実施している1on1の面談において、チャレンジしたい領域としてAWSを挙げるメンバーや、今後AWSが求められそうな業務の担当者を対象としています。

 

おそらく10年後は、クラウドによるシステム運用が主流になっていると思います。現在5~6年目のメンバーはリーダー層になっているでしょうから、意欲や吸収力が高い若手の時期にAWSを学び始めることは先行投資の意味でも効果的だと捉えています。

 

学びたい内容に応じてカリキュラムをカスタマイズできる

研修の評価・研修後の変化

エンジニアの成長につながる質の高い研修だと評価しています。受講したメンバーからも、「AWSを学ぶ第一歩として非常にいい研修だった」「ネットワークの部分から教えてもらえたのでAWSを理解しやすかった」などの好意的な感想が多く聞かれました。

 

私から見ても、受講者の知識が向上したことを実感しています。例えば部内勉強会において、受講前はAWSの話に付いてこられなかったメンバーが、受講後は習得した知識を踏まえて自分の意見を述べられるようになっていました。研修でしっかりと基礎的なことを学べたのだなと、嬉しく感じています。

特に魅力を感じた点

まず、学びたい内容に応じて研修をカスタマイズしていただけるところが、アスリーブレインズさんの大きな魅力だと感じています。

 

他社ではカリキュラムが固定されている研修がほとんどで、受講してみないと自社に合っているかわからないリスクがあります。その点、アスリーブレインズさんでは私たちの要望をヒアリングした上で最適なカリキュラムを提案してもらえます。講師の方とも認識を合わせておくことができるので安心ですし、より確度が高い研修を実施できると思います。

 

また、研修後に受講者にアンケートを実施し、その内容を管理者にフィードバックしていただけるところも良い取り組みだと感じています。研修の良かった点・悪かった点や、課題に対する改善策などを丁寧に説明してもらえたため、「次回もアスリーブレインズさんにお願いしよう」と思いました。

 

今後の展望

今後もアスリーブレインズさんの研修を活用してAWSを扱えるエンジニアを増強し、お客様のニーズへの対応力や提案力を高めたいと考えております。

 

また、AWS実践研修を受講したメンバーから、「次は実際の開発フローに即した具体的なノウハウを学びたい」という要望が出ているため、今後はさらに踏み込んだ内容の研修も実施したいです。

 

企業紹介

  • 社名/株式会社ハイマックス
  • 事業内容/コンピュータ・ソフトウェアのシステム化計画の企画から、設計・開発、稼働後のメンテナンスまでのシステム・ライフサイクルの各領域にわたり高付加価値ソリューションを提供
  • 従業員数/連結:890名 単体:801名 (2022年3月31日現在)
  • URL/https://www.himacs.jp/