オープン講座とカスタマイズ研修を組み合わせて新入社員教育の目的を達成しました。
株式会社第一情報システムズ
同社は数年前からアスリーブレインズが提供するオープン講座を導入して新入社員研修を行っていました。今年はこれまでのオープン研修に加え、新たな試みとして部門ごとにカスタマイズした一社研修(自社の受講者のみによる研修)を実施し、これまで以上に新入社員研修に手応えを感じたといいます。
これまでのアスリーブレインズによる新入社員研修や、今年新たに試みた一社研修の効果や所感などについて、管理本部・人事部 部長の坂本晃一様にお伺いしました。
【導入したコース】オープン講座(IT基礎・Java・インフラ)、一社研修(AWS/Linux)
システム開発とインフラ領域の幅広い分野に対応した新入社員研修
会社紹介・担当業務
当社は独立系のIT企業として1972年に設立し、今年で52年目になります。金融、メーカー、交通の大手企業や官公庁等、社会インフラを支える企業をお客様として長年お取引させて頂いています。
こうしたお客様に対し、アプリケーション等のシステム開発、インフラ系の設計や構築、保守・運用などに渡って幅広くサービスをご提供しております。
私自身は人事部の担当として、新卒採用と社員教育の業務を担っています。
導入前の課題・アスリーブレインズを選んだ理由
かつてお世話になっていた研修会社が提供する内容が、インフラ系ではあったものの、研修内容はLinux構築のみで少し物足りなさを感じていました。
実際の配属先の業務では、Linuxだけではなく、Windowsサーバやクラウド、ネットワークなどの幅広い領域の知識が求められます。こうした点から、以前の研修会社から提供されていた教育内容と当社が求めるニーズにミスマッチを感じていました。
この点を解消するために新しい研修を探していたところ、システム開発やネットワーク、サーバ、クラウドなどの幅広い分野で研修を提供しているアスリーブレインズさんからの提案があり、4年前に初めてお試しという形でインフラ基礎コースを依頼することにしました。
その結果、新入社員達は短期間でネットワーク、サーバ、クラウドに関する幅広い知識を習得することができました。IT未経験者が研修についていけるか心配だったのですが、演習の進め方が工夫されていたため、未経験者もしっかりと基礎知識を習得することができたようです。
こうした成果から「新入社員研修のすべてを任せることができる」と考え、現在ではIT基礎、Java基礎、システム開発体験、インフラ応用コースを受講しています。
受講対象に合わせてカリキュラムをカスタマイズ
すべての新入社員へAWSの基礎知識を習得させる
当社の新入社員の配属先は、開発・インフラ・運用職の3つに分かれます。
2024年度はすべての職種の新入社員に対してAWSの基礎知識を習得させて技術力の向上を図る施策を実施しました。昨今ではクラウド関連の知見、特にAWSに関しては職種に関わらず必ず必要な知識だといえます。
インフラ職はアスリーブレインズさんの新入社員オープン講座でAWSに関するプログラムを受講するのですが、開発職と運用職はインフラ職とは異なる研修内容でしたので、AWSに関するプログラムが含まれておらず、別途カスタマイズした研修を用意する必要がありました。
アスリーブレインズさんへ相談したところ複数のプランを提案いただきました。結果、運用職は5月に、開発職は7月にAWS研修を実施することになり、内容も未経験者でも基礎知識がしっかり習得できるようにカスタマイズすることができました。
今年初めての取り組みではありましたが、開発職と運用職の新入社員にもAWSの基礎知識を習得させることができ、研修効果に満足しています。
研修後のフィードバックと意見交換で研修内容をブラッシュアップ
アスリーブレインズに対して感じていること
4月から数カ月間は新入社員研修の重要な期間であるとともに、同様に重要な次年度の新卒採用活動のピーク時期でもあり、私達人事部は最も忙しい時期です。アスリーブレインズさんは我々のニーズをしっかり汲み取ってくださり、信頼して研修をお任せできる非常に重要なパートナーだと思っています。
ここ数年お世話になる間、アスリーブレインズさんには様々な要望を挙げさせて頂き、都度改善のご提案を頂いてきました。具体的には、研修中の確認テストで基準点に達しなかった社員に対しては再テストなどの指導を頂いたり、研修後に社員同士で教え合う時間を設けて頂いたり。率直に意見交換ができ、フィードバックにも真摯に応えていただいているため、毎年一緒に新入社員研修をブラッシュアップしている感覚があります。
アスリーブレインズさんの新入社員研修には満足しています。今年の新入社員の反応を見ていると、自身やチームとしての成長に対する意識を強く持っており、日々の日報から同期のメンバーで集まって勉強会を頻繁に開いている様子がうかがえました。このような仲間と一緒に目標に向かって自発的に努力を続ける姿勢は、この研修を通して身についたのだと思っています。
実際に、入社から4ヶ月ほど経った現在、大半の新入社員はある程度の内容に関しては一人前として任せられるほどに成長していることを配属先の先輩・上司から報告を受けています。
今後の展望など
若い世代である新入社員の皆さんは、採用年によって育ってきた環境が異なり、人材像も大きく異なります。
例えば、ここ数年、学生時代はコロナ禍だったためリモート授業が当然だった世代でしたが、来春入社の社員は大学中盤から対面での授業が始まっています。あと数年でリモート授業の経験が無い世代になります。反面、私達IT業界ではリモートワークの機会も多く、今後、もしかしたら新入社員研修で「リモートワーク研修」なども必要になってくるかもしれません。
このように世代の違いも敏感にキャッチアップし、新入社員研修の内容を変化・対応することで社員が成長できる環境を作っていくことが私たち人事部の仕事だと思っています。アスリーブレインズさんはこれまで真摯に私達の要望や意見を取り入れて新入社員研修をブラッシュアップしてくださいました。今後も社員教育のパートナーとして様々な場面でご協力いただければと考えています。
企業紹介
- 社名/株式会社第一情報システムズ
- 事業内容:アプリケーション開発、インフラ基盤構築、システム運用・保守、ITソリューション
- 従業員数/815名 ※2024年4月1日現在
- URL/https://www.kkdis.co.jp/